急激な強い腹痛におそわれたとき、救急車を呼ぶべきか判断に迷ったご経験はありませんか?
実は、私自身も「この痛みは虫垂炎かもしれないな、いよいよ私も手術か・・・」と思うほど突然、いままでに経験したことのない強い腹痛におそわれたことがあります。
幸い、少し休んでいると痛みが消失したため病院を受診せずに済んでしまいましたが、今考えても原因がよくわかりません(病院に受診していないため当然ですね)。
前置きが長くなりましたが、本日は救急車を呼ぶべき腹痛、経過を見てもよい腹痛を見分ける方法をご紹介しましょう。
命にかかわるような病気をもっとも簡単に見分ける方法としておすすめなのが「歩けるかどうか」です。
重症の腹痛の場合には、患者さんは自分で歩くことができません。
そういった患者さんたちは、救急車で運ばれてくることになります。
病院に到着した患者さんは、眉間にしわをよせ見るからにつらそうな表情をしています。
「うーん、うーん」とか「いてえよお~」といった悲痛な訴えが聞かれます。
こういった場合には当然、重症の病気が強く疑われますのですぐに検査と治療が必要です。
つぎに重要なのが「腹痛以外の症状」です。
腹痛だけなのか、腹痛+発熱、腹痛+下痢、腹痛+嘔吐などの組み合わせにより疑われる病気が異なります。
腹痛+下痢(±発熱)の場合には、ウイルスや細菌による胃腸炎の可能性が高いので、下痢がある場合はない場合に比べると緊急性は一段下がると判断できます。
そのときは、食中毒になりそうな食べ物を食べていないかもう一度思い出してみましょう。
風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの流行期であるかどうかも診断に重要です。
下痢を伴わない腹痛+発熱の場合には、急性虫垂炎や消化管穿孔、胆嚢炎などの腹膜炎を疑いますので、強い腹痛の場合は急いで救急車を呼びましょう。
下痢を伴わない腹痛+嘔吐の場合には、腸閉塞などが疑われますのでやはり急いで病院を受診しましょう。
腹痛以外の症状を認めない強い腹痛の場合には、腹腔内出血や急性膵炎、さらに女性の場合には子宮外妊娠や卵巣捻転などが考えられますのでやはり緊急対応が可能な病院に受診しましょう。
本日のまとめ
「歩けないような、いままで経験したことのないような強い腹痛」の場合には、すぐに救急車を呼んで病院に受診しましょう。
その際、腹痛以外の症状も参考になりますので、正確に伝えられるようにしておきましょう。
こんなときどうする④突然の強い腹痛、救急車を呼ぶべき?
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