
今日はこのマークのお話です。
みなさんもコンビニなどでみかけたことがあるのではないでしょうか?
たとえば私の知る限りではローソンのMachiカフェを購入したらカップをよく見るとこのマークが印字されています。
いままでこのマークの存在は知っていましたが、恥ずかしながら詳しい意味は知りませんでした。
このマーク、『レインフォレスト・アライアンス』という非常に重要なマークだったのです。
私たちが日常、たくさん消費しているコーヒー豆やカカオ、バナナ、さとうきびなどのほとんどは途上国の大規模農園で生産されています。
こういった作物を低コストで大量生産しようと森林を焼いて肥沃な土地を耕して作物を植えるいわゆる焼き畑農業というものが森林破壊を引き起こす一因となっているのだそうです。
先進国の我々がコーヒー豆やカカオなどの高価な商品作物を大量輸入することが間接的にアマゾンなどの森林破壊を起こしているというのです。
例えば、カカオ豆の生産地アフリカのコートジボアールやガーナでは1970年~90年代にかけてカカオ豆の増産のため大規模な森林伐採が行われたそうです。
本来、カカオは日陰で育つ作物で、わざと日よけ用に森林を残しながらカカオ栽培をしていたようですが、日よけを必要としない高収量性のカカオ品種が導入され森林破壊は加速していったようです(引用文献:四方篝氏 『伐らない焼畑』)。
そうした違法伐採や商業伐採、農地への転用などにより森林が急速に減少し、生物多様性や気候変動に悪影響を及ぼしている状況を受け、2001年にレインフォレスト・アライアンス(RA)は、市場メカニズムを利用して、森林伐採や環境破壊の要因となる木材生産、農地拡大、牧場経営等に歯止めをかける方法として、認証制度を採用しました。
1980年代後半、南米ではバナナ農園の拡大が、森林減少と農薬による健康被害を引き起こしていました。このため、農家、科学者、環境活動家などによるワークショップが開かれ、バナナ栽培の改善方法について議論しました。その結果として生まれたのが、持続可能な農業の諸原則及び基準です。RAが他団体と協力して1991年にコスタリカで始めた「ベター・バナナ・プロジェクト」において、基準を満たした農園で生産されたバナナを認証するシステムを作りました。その後、様々な団体の参加を得て、グァテマラにおけるコーヒー農園の認証基準策定や、ブラジルのサトウキビ農園への働きかけなどを開始しました(参照文献:環境省ホームページ、レインフォレスト・アライアンスホームページ)。
レインフォレスト・アライアンスの始まりはバナナ栽培だったのですね。
そのRA認証を得るための原則は
- 社会・環境管理システム
- 生態系保全
- 野生生物保全
- 水保全
- 労働者の公正な処遇と良好な労働環境
- 職業上の健康と安全
- コミュニティとの関係
- 作物の総合的管理
- 土壌の管理と保全
- 廃棄物の総合的管理
これだけの基準を満たす必要があるそうです。2012年末時点で、認証地は36カ国にわたり、総認証面積は約180万ヘクタールです。認証農園で生産される農作物は、コーヒー、紅茶、野菜、果物や花等100品目を超えています。
レインフォレスト・アライアンスなどの環境団体は、森林を破壊しなくても良い農法の普及に努めています。
そんなコーヒー農園やカカオ農園が増えていくことを望んでいます。
私たち消費者ができることは、いま手元にある商品の製造過程には深刻な森林破壊問題があるということを知り、レインフォレスト・アライアンス認証の商品を選ぶこと、そしてなにより必要以上の消費やフードロスは絶対しないということだと思います。
3.5%の法則(Erica Chenoweth)にあるように、1人でも多くに人に問題意識を共有いただけたらと思って情報発信しています。
私のブログを見てもし共感いただけましたら、今度はあなたがお友達やご家族にも拡散していただければ幸甚です。
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