次世代電池の開発競争が世界を舞台に白熱しています。
現在の主流電池は液体の電解質を用いていますが、次世代電池は半固体、そして最終的には全固体電池の開発・商用化を目指しているようです。
難しいことはわかりませんが、液体の電解質を固体に変換することで安全性や耐久性が大幅に向上することが期待できるのだそうですが、実用化までにはまだまだ課題が山積みだそうで、日本の次世代電池開発の最前線であるNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の全固体電池のプロジェクトでは、第1世代の全固体電池が2020年代後半から車載用蓄電池市場で主流となることを想定しているそうです。
そんな戦国時代の様相を呈する電池開発業界に、また日本初の明るいニュースが舞い込みました。
山形大学が、リチウムイオン電池の電解液をゲル状にした「半固体電池」の開発に成功し、実用化すると発表したのです。
従来のリチウムイオン電池を上回る安全性と性能を持つ、世界初の次世代電池といいます。
いまのところ、山形大の開発した電池はEV自動車向けではなくおもにスマートフォンなど小型家電向けの電池のようです・・・
その一方で、同日の日本経済新聞の朝刊には、海外でEV自動車向けの次世代電池が開発されたという記事が掲載されていました。
さらには中国のEVメーカーNIOは2021年1月、2022年に固体電池を搭載した航続距離1000キロメートル以上も可能なEVを実用化する(モーターは日本製だそうです)と発表していますが、果たしてどれほどの実用性を示すことができるでしょうか。。。
いずれにせよ、脱炭素に向けて次世代電池の技術革新が必要なのは自明であり、そのための開発競争はどんどん進んでいってほしいと思います。
次世代電池の開発にかかわる課題としては、全個体電池だけでなくレアメタルの世界的不足という問題もあり、リチウム不足を補うためにナトリウムを利用するなど新素材の開発も同時並行で進めなければならないそうです。
世界各国から似たようなニュースが飛び交っているということは、まだ開発競争は各国横一線というところでしょうか。
日本がもう一度世界をリードするためには、電池開発がひとつのかぎとなることは確かなようです。
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