喫煙は新型コロナウイルス肺炎重症化の最大のリスクです!
重症化を防ぐために禁煙を強く推奨する勧告が世界中の複数の関係団体から発信されています。
ウイルス感染を防ぐために手洗い、マスクを一生懸命するのも重要ですが、万が一感染してしまったときにあなたの命が助かるかどうかは今後のあなたの行動次第かもしれません。
医学雑誌「Tobacco Induced Disease、IF=1.9」に掲載された5論文のシステマチックレビューによれば、喫煙者は新型コロナ感染症で重篤化するリスクが1.4倍(RR=1.4、95%CI: 0.98-2.00)、ICUに入るリスクが約2.4倍、それぞれ高く、タバコを吸ったことのない人に比べて人工呼吸器を使うか死亡するリスクが2.4倍(RR=2.4、95%CI: 1.43-4.04)高くなる。(COVID-19 and smoking: A systematic review of the evidence. March, 20, 2020)
東京都医師会は、2020年3月12日に記者会見を開き、新型コロナ感染症の感染拡大を防ぐための「四つのお願い」を公表。
WHOは新型コロナ感染症のQ&Aで「してはいけないこと(Is there anything I should not do?)」の第一に「喫煙(Smoking)」を挙げている。
ECDC(欧州疾病予防管理センター)も喫煙が新型コロナ感染症の感染と重篤化のリスクを高めると警告。
日本呼吸器学会は、喫煙が重症化の最大のリスクであり、喫煙室が「三密」の場であり、受動喫煙の防止と禁煙を推奨。以下に呼吸器学会が一般の方に向けて作成したPDFファイル(A4枚相当)を添付しますのでぜひご覧ください。
行政やマスコミも、もっと声を大きく禁煙を呼びかけるべきです。
自粛に従わないパチンコ店の店名を公表することよりも、優先順位の高いことがまだまだたくさんあると思います。
禁煙の啓もう活動もその一つだと思います。
いまは、たばこ産業の将来がどうこう言っている場合ではありません。
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