たけし– Author –
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ノーベル賞受賞のがん治療薬「オプジーボ」の真実
「オプジーボ」という薬の名前は聞いたことがない方も「本庶佑先生」のお名前は耳にされたことがあると思います。2018年、京都大学の本庶佑先生がノーベル医学・生理学賞を受賞したことをきっかけに、がんの免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」(一... -
恐れずやろう!心肺蘇生とAED
みなさんは街の中で自動体外式除細動器(AED)をみかけたことがありますか?右写真が実際のAEDです。AEDはA:Automated(自動化された)、 E: External(体外式の)、 D:Defibrillator(除細動器)の略です。 ではAEDはどういうときに、どう使用するので... -
児童虐待についての悲しい現状
最近、児童虐待に関するニュースが増えてきている気がしませんか? 厚労省ホームページによると、児童相談所への児童虐待相談対応件数(平成24年度)は、児童虐待防止法施行前(平成11年度)の5.7倍に増加(66,701件)し虐待死は高い水準で推移してい... -
迷惑な医師たち
みなさんの職場や学校には対人関係のトラブルはありますか?わたしの職場にも対人関係の悩みがあります。というか、山積みです。もともと医師という職種は一般的な常識に欠けた人格の大人が多い職種だと思います。十云年間医師として働き、8つの病院を渡り... -
医療技術革命かー血液1滴で13種のがん検出、驚きの精度99%
実用化すれば夢のような話が現実のものとなるかもしれません 国立がん研究センター研究所が主導するマイクロRNAをマーカーを用いたがんの早期発見に関する研究成果が公表されました。 本共同研究では、東京医科大学と国立がん研究センターが持つマイクロRN... -
タミフルに関する誤解
インフルエンザの特効薬はなんでしょう? インフルエンザの特効薬として一時期さかんにメディアに取り上げられた「タミフル」。タミフルがここまで認知されるに至った理由には、発売当初にタミフルを処方された未成年者が突然走り出したり高層階から飛び降... -
外科医としての寿命
外科医としての寿命(=手術は何歳まで執刀し続けられるのか)のお話をしたいと思います。ざっくり言って55~60歳まで、と言ってよいと思います。中には70歳になっても80歳になっても手術を執刀される元気な先生もおられます。そういった先生方は、元... -
実は手術って単純作業なんです
手術は4つの基本的作業の組み合わせで構成されます。どんなに複雑で長時間の手術も4つの作業の組み合わせで成り立っています。その基本作業とは 剥離(はがすこと) 切離(きること) 結紮(しばること) 縫合(ぬうこと) の4つです。たったこれだけで... -
平日休み
今日は12月の第一月曜日、この1週間、そして12月最初の平日です。いつも通り朝起きて、支度をして、出勤する・・・はずの日ですが、うちの病院はシフト制のため平日休みがたくさんあります。そして今日はその平日休み・・・いままで医師としてせっせと働く... -
「人生会議」のポスターが炎上・・・救急現場の視点から
非常に残念な話題です。 終末期医療に関する厚生労働省の啓発ポスターが患者団体などから批判を浴びた問題で、ポスターのモデルを務めた小藪数豊さんが釈明した、と報じられました。救急医療現場を担う者の立場から、声を大にして申し上げたい。このポスタ...