書評その6 人を動かす Dカーネギー著

総評 10/10点

「この本に出合えて本当によかった」と心から思える本に出合えることは幸せなことです。
Dカーネギーが1936年に出版したこの本ですが、2016年に新訳の文庫版が出版され日本でも500万部の大ベストセラーとなっています。
みなさんも、本屋で一度はこのタイトルを見かけたことがあるのではないでしょうか。

私がこの本を手にとったきっかけは、新天地の病院に単身赴任で出張したとき「この年で人間関係を一から作り出すにはどうしたらいいだろう・・・」といろいろ考えていたときでした。
その結果、この本に出合えてよかったといまでも心から思います。

さて、「人を動かす」は全4パートで構成され、コミュニケーションスキルを高め、人間関係をより円滑に運ぶためのハウツーが記されています。
そして、最も重要なエッセンスはパート1に凝縮されています。
ですから、パート1だけ頭に入れるだけでも十分価値があると断言できます。

「人を動かす」のパート1には、以下の3つの原則が記されています。

  • 人を批判したり非難したり文句を言ってはいけない
  • 素直な真心からの賛辞を贈る
  • 相手の中に強い欲求を呼び起こす

この本を読むにあたって、すべての人間に通ずる絶対的な法則が存在します。
それは「人間は、誰しもが「自分は重要人物である」という承認欲求をもつ生き物である」という普遍的な事実です。
なるほど、言われてみれば本当にその通りですよね。
誰でも他人に批判されればすぐに言い返したくなるし、自己弁護したくなりますね。
逆に褒められたり好意的なことを言う相手の意見には耳を傾けたくなりますよね。
つまり「自分がされたいこと、言われたいことを他人にすること」が人間関係を円滑にする鉄則だと言えるでしょう。

「この世の悩みはほぼすべて人間関係の悩みである」とされます( 岸見一郎ら著「嫌われる勇気」より)。
「人を動かす」は人を扱う管理職のためだけに書かれたわけではなく、友人、夫婦、職場などすべての人間関係に応用できる黄金則です。
ただし、読んだだけでは人生を変えることはできません。
「人生を変えることができるのは唯一アウトプットのみ」ですから(樺沢紫苑著「アウトプット大全」より)。

Dカーネギー著「人を動かす」、読んで絶対に後悔しません。
ぜひ、一度お読みください。

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この記事を書いた人

たけしのアバター たけし アラフォー外科医

40歳を過ぎ、人生に焦りを感じ始める
自分がすべきことを探求した結果、健康に関する情報発信を始める
妻の経営する弁当屋のホームページも担当

将来の夢は自分のクリニックをひらき元気な高齢者を増やすこと

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