児童虐待についての悲しい現状

最近、児童虐待に関するニュースが増えてきている気がしませんか?

厚労省ホームページによると、児童相談所への児童虐待相談対応件数(平成24年度)は、児童虐待防止法施行前(平成11年度)の5.7倍に増加(66,701件)し虐待死は高い水準で推移しているというのです。

厚労省ホームページより抜粋


また、児童虐待防止全国ネットワークにはさらに驚愕の事実が・・・なんと
虐待による死亡事例は年間50件を超え、1週間に1人の子どもが命を落としているというのです。
平成30年度の児童虐待相談対応件数も15万件を突破したそうです。


ますます社会問題化していく児童虐待・・・
そういう社会背景を受けてなのか、今日の院内勉強会テーマは「児童虐待」でした。
当院は救急救命センターのため虐待症例も多いようです。

今日覚えたことで重要なのは

  • 児童虐待は以下のように4種類に分類される
身体的殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などにより一室に拘束する など
性的子どもへの性的行為、性的行為を見せる、性器を触る又は触らせる、ポルノグラフィの被写体にする など
ネグレクト家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない など
心理的言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(ドメスティック・バイオレンス:DV) など
  • 虐待を疑った時点で児童相談所に即刻通報してよい
  • 児童相談所は市町村に設置されており24時間営業
  • そしてなんと、子どもの前での夫婦げんかも心理的児童虐待に該当する

ということでした。
子どもの前での夫婦げんかは今日からやめましょう(^^♪

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この記事を書いた人

たけしのアバター たけし アラフォー外科医

40歳を過ぎ、人生に焦りを感じ始める
自分がすべきことを探求した結果、健康に関する情報発信を始める
妻の経営する弁当屋のホームページも担当

将来の夢は自分のクリニックをひらき元気な高齢者を増やすこと

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